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尿道炎と膀胱炎の薬~ペニシリン系の抗生物質

ペニシリンは、
1929年にフレミングが
青カビから発見した抗生物質で
この発見によって
感染症の治療が格段に進歩しました。

しかし実用化されたのは
発見から10年ほど経った1940年
第2次世界大戦中です。

その後世界中に広まり
性感染症では淋病などの尿道炎や
梅毒の治療に使われ劇的な効果を上げましたが
乱用によって耐性菌が増加し
その効果は激減してしまいました。

しかし現在でも
ブドウ球菌、連鎖球菌、腸球菌、大腸菌などには
第1に選択する抗生物質として用いられ
これらの細菌が原因となる
尿道炎、膀胱炎に使われています。

梅毒トレポネーマには、
唯一殺菌的に働く抗生物質であり

ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応といって
ペニシリンで治療を開始すると
40℃くらいの熱が出ることがあります。

これはペニシリンの投与によって
トレポネーマが急激に大量に死滅して
出る熱と考えられています。

これには解熱剤で対処します。

他の抗生物質では
この発熱は起こらないので
ペニシリンの劇的な作用に
よるものと考えられます。

またしばらく使用されなかったため
淋菌にも感受性を示すようになってきて
サワシリンやオーグメンチンなどが
淋病の治療に使われています。

ペニシリンは、アレルギーに注意が必要です。

蕁麻疹のような皮膚炎の症状や
吐き気、めまい、発熱、溶血性貧血などの症状が
全体の5%くらいに見られるといいます。

10万人に1人くらいの割合で
急激な血圧低下、頻脈、気道の閉塞など
死に至るような強い反応を
示すこともあります。

また崔奇形性がなく
胎児に影響を及ぼさないので
妊婦梅毒や膀胱炎の治療など
妊娠中でも使用できます。

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