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尿道炎と膀胱炎の薬~セフェム系の抗生物質

セフェム系抗生物質の素となるセファロスポリンは
1945年にイタリアのジュゼベ=ブロッツによって発見され
1964年に実用化されました。

飲みやすく
副作用も少なく
さまざまな細菌に効果があるなどで
現在でも最も多く使われる抗生物質です。

ぶどう球菌、レンサ球菌、大腸菌、淋菌など
尿道炎や膀胱炎の原因となる常連さんに
良く効きます。

セフェム系抗生物質は
開発された時期や
効果を示す細菌などによって
第1世代から第4世代までに分類されます。

それでは第1世代はもう効き目がないのか?
と言われると
決してそのようなことはなく

注射のセファメジン、内服のケフレックスなど
淋病をはじめとして
尿道炎や膀胱炎の治療に活躍しています。

第2世代では
注射はセフメタゾン、経口ではセフゾンなど

第3世代になると
注射はロセフィン、経口ではセフスパンなどが
使われています。

これらは、尿中の濃度が高くなるように
耐性菌にも効くようにと
改良が加えられてきています。

現在、淋病治療では
このロセフィンやセフスパンが
主役になっています。

それじゃあ、第4世代は最強?

残念ながら第4世代は
緑膿菌にターゲットが絞られていて
ブドウ球菌、連鎖球菌、淋菌などへの効果は
むしろ弱くなっています。

セフェム系抗生物質はペニシリンと同様に
クラミジアやマイコプラズマには
効き目がありません。

尿道炎、膀胱炎、膣炎の治療には
クラミジアやマイコプラズマに効く
テトラサイクリン系抗生物質や
ニューキノロン系抗菌剤と
うまく組み合わせて
治療を勧めていくことがポイントです。

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