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尿道炎と膀胱炎の薬~テトラサイクリン系抗生物質

ビブラマイシンやミノマイシンなどの
テトラサイクリン系抗生物質は
1960年代後半に
セフェム系抗生物質と
ほぼ同時期に開発されました。

淋菌から梅毒、クラミジア、マイコプラズマまで
幅広く抗菌作用があります。

ペニシリン系やセフェム系抗生物質は
細菌の細胞壁の合成を阻害して
細菌自体を壊してしまうように働きますが

テトラサイクリン系の抗生物質は
リボゾームという
細菌の代謝に関わる組織に取り込まれて
細菌の活動を停止してしまうように働きます。

ペニシリン系やセフェム系抗生物質に比べて
作用が穏やかなので
初めから使用される機会は少ないようです。

しかし作用時間が長いので
1日1~2回の服用でよいという
利点もあります。

一方、副作用が多いのが難点で
骨の発育障害や
歯の色素沈着があるので
妊婦と小児には使用しません。

またよく見られる副作用として

吐き気、めまい
光線過敏症
食道潰瘍などがあります。

乳製品や制酸剤との併用で
吸収が低下して
思うような効果が得られない
こともあります。

ですが、ペニシリンやセフェムが
効かない時の切り札としては
かなり頼りになる存在です。

淋菌とクラミジアが同時に感染した場合には

まず、セフェム系抗生物質で淋菌を退治して
次にテトラサイクリンでクラミジアを治療します。

この組み合わせによって
スッキリ一件落着です。

また、尿検査で白血球が出ていたり
尿道に痒みや不快感があったり
粘液のようなものが出て
尿道炎の症状はあるけれど
細菌は見あたらないようなとき

これはマイコプラズマの可能性があるので
ビブラマイシンやミノマイシンなどを服用すると
症状がなくなることがよくみられます。

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