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尿道炎と膀胱炎の薬~アミノグリコシド系

アミノグリコシド系の抗生物質は
ほとんど性感染症の治療には使われません。

尿道炎や膀胱炎の原因となる菌には
あまり効果がないのです。

とりあえずは、ぶどう球菌や大腸菌に効きますが
それでもペニシリンやセフェム系の抗生物質には
ちょっと力が及びません。

得意分野は、結核菌とか緑膿菌で
性感染症とは関係が薄い菌です。

それじゃ、なんで取り上げたの?
というところだと思います。

ところが
このアミドグリコシド系抗生物質のなかで
一つだけ性病にはとっても重要な薬があるのです。

それが、硫酸スペクチノマイシン
トロビシンです。

この薬剤のターゲットは
ずばり、淋菌です。

むか~しから
淋病にはトロビシン
すっごい痛いけど
一発で治る。

といわれています。

飲み薬ではありません。
注射です。

1回にだいたい6~7ml
結構多量ですから
お尻の両側に打ちます。

ちょっとドロッとしているので
針も太めのものを使います。

この薬は切り札です。
そうすぐには使いません。

まずセフェム系やテトラサイクリン系抗生物質で
治療をしてみて
なかなか症状が改善しない
よくならない
手に負えないようであれば使います。

トロビシンが使えなくなると
淋病の治療はかなり手こずります。

それでも
トロビシンを2回打ってやっと治った
という報告も出てきています。

切り札は大事に使っていきたいものです。

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