« 梅毒ジワジワ | トップページ | 近くにいないHIV »

性病の移り変わり

昭和23年に施行された性病予防法では

梅毒、淋病、軟性下疳、鼠径リンパ肉芽腫の4種類が

性病であるとされました。


その後、フェラチオなどオーラルセックスの一般化、風俗産業の多様化によって、
セックスのかたちもバラエティーに富むようになってきました。

それによって性病も多様化して
性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、クラミジア感染症、HIV感染症
などの感染症が広まって
従来の4種類の性病だけでは対応しきれなくなり

平成11年に性病予防法は
伝染病予防法、結核予防法、エイズ予防法と統合されて
あらたに感染症法という法律が施行されました。

この法律で性病に関係するものは

性器クラミジア感染症、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、梅毒、淋病
HIV感染症、ウイルス性肝炎、アメーバ赤痢があり

セックスによって感染が広がる可能性のあるものは
ほぼ網羅されています。

ここ10年間の傾向としては

性器クラミジア感染症や淋病は
平成14年をピークに減少の傾向にあり

一方、性器ヘルペスや尖圭コンジローマは
年々感染者数が増加して
平成11年のほぼ2倍の患者数になっています。

前回お話しした梅毒は
平成15年までは減少していましたが
この年を境に年々増加の転じています。

HIV感染症は感染者は年ごとに増え続け
平成11年に年間600人くらいだったものが
昨年1年間の感染者数は1500人にもなっています。

感染者数は少ないのですが
アメーバ赤痢はこの10年間で
感染者数は3倍になっています。

性病全体として
クラミジア、淋菌などの細菌性の性病は減少の傾向にあり
ヘルペス、コンジローマ、HIVなどのウイルス性の性病が
年々増加しています。

かつて性病予防法で規定されていた
梅毒、淋病、軟性下疳、鼠径リンパ肉芽腫のうち

軟性下疳と鼠径リンパ肉芽腫は
現在ではほとんどお目にかかれなくなり
時代の流れを感じます。

鼠径リンパ肉芽腫は、第4性病ともいわれ
当時は新しい性病とされていましたが

この病気の正体は
なんとクラミジア感染症だったのです。

淋病、梅毒、クラミジア
これらは性病のなかでも
かなり根強いものを感じます。


|

« 梅毒ジワジワ | トップページ | 近くにいないHIV »

「性病」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/79292/45317807

この記事へのトラックバック一覧です: 性病の移り変わり:

» ヘルペス [ヘルペス]
ヘルペスについて紹介しているブログです。ヘルペスの種類や症状、回復までをわかり易く紹介しています。 [続きを読む]

受信: 2009/06/21 12時10分

« 梅毒ジワジワ | トップページ | 近くにいないHIV »