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梅毒ジワジワ

平成14年頃をピークに、
淋病やクラミジアなどの
細菌性の性病は
徐々に減少する傾向にあります。

そんな中で
ヘルペス、尖圭コンジローマ、HIV感染症などとともに

年々増加している性病が梅毒です。

感染者数は、平成12年の760人をピークに
平成15年には500人程度まで減少しましたが
その後増加に転じて
昨年は820人まで増加して
平成12年を上回っています。

性病全体から見た感染者の割合はまだ少ないのですが
年を追うごとにじわじわ増えています。

症状としては
感染から3週間後に
初期硬結という
大豆ほどの大きさの
硬さのあるしこりの様なものができ

やがて潰れて
硬性下疳という潰瘍をつくります。

しかし最近は、初期硬結も
ヘルペスのような水疱状
尖圭コンジローマの様なものなど
変形したものもみられ

また初期硬結を作らずに
いきなりバラ疹という細かい発疹が
全身にできる
といういこともあります。

初期硬結やバラ疹は
あまりお目にかかる機会がないので
ヘルペス、尖圭コンジローマ
はては、アレルギー性の発疹と見間違い
治療をしてしまうことがあります。

かつては
性病をみたら、梅毒を疑え!とまで言われ
淋病とともに性病の代名詞でしたが
現在では、クラミジアやHIVに
すっかり取って代わられてしまいました。

梅毒の場合、
検査方法は確立されていますから
疑わしくはまず検査です。
これで、白か黒かはハッキリします。

治療法も確立されているので
検査で感染がわかり、治療をしていけば
完治します。

ただ、血清の瘢痕化といって
梅毒に感染した痕跡が
長年にわたって残ってしまい
検査結果が陽性に出てしまうことがあります。

完治はしたが、梅毒を疑われる
ということになってしまいます。

妊娠、出産、入院などの検査で
梅毒感染の疑いをかけられて

そのたびに再検査をして
治療をして完治していることを話さなければならず

治っても、ちょっと厄介な病気です。

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